北海とその周辺 |
|
|
|
|
| | 26日から1月1日まで、ホストファミリーと一緒に旅行に行ってきました。 オランダとの国境近く、北海沿いの町です。
26日の11時頃、車に荷物を積んで出発しました。 飼っている犬2匹も連れていきます。 車の後ろに、トレーラーと連結し、その上に檻を乗せます。
車で走ること、約3時間。 到着しました。 私たちが宿泊するのは、《Ferienwohnung(休暇用住居)》というのでしょうか。 1階に大家さんが住んでいて、2階を旅行者に貸しているのです。 2階には、2つ住居があって、それぞれ、キッチン、居間、寝室、洗面所があります。 本当は、私はエキストラベットか居間のソファーで寝るはずだったのですが、 もう1つの住居がちょうど開いているから、ということで、一人でまるまる住居を使わせてもらえることになりました。 こ、これは広いです! ありがたいです。
犬も、1匹ずつ、小屋をもらえました。 ここの大家さんはすでに退職して年金生活に入っているのですが、犬のブリーダーなのです。 なので、ここには全部で16匹の犬がいます。
その日はもう夕方でしたし、祝日でしたので(まだクリスマスです)、持ってきた材料で夕飯を作って食べ、部屋でゆっくりしました。
27日は、街の中心地に行ってきました。 お店を覗いたりしながら、ふらふらしました。 その後、スーパーへ行って買い出し。 夕方は、また部屋でゆっくりしていました。 夜は、ドイツのボードゲームをやりました。 《Mensch ärgert dich nicht》 というものです。 これがとても面白いのです!
ところで、このゲーム、対象年齢が《6歳から88歳まで》と書いてありました。 《6歳》はわかるとしても、《88歳》って上限は、どこから来ているのでしょうか・・・?
28日は、隣の町まで行ってきました。 港町です。 昔、漁師さんが住んでいた(今もでしょうか?)という、港沿いに並ぶ家々は、みんなちっちゃくて可愛かったです。 海の近く、ということで、魚のバゲットを食べました。 そして、魚を購入して一旦帰りました。
午後は、《お茶博物館》に行ってきました。 この地方では、昔からとても紅茶が人々に好まれているようです。 この地方の名前のついた紅茶もあります。 昔は、毎日6回、お茶の時間があったそうです。 中でも重要視されていたのが、11時と15時のお茶だそうです。 そういうのって《イギリス!》ってイメージがあったんですけど(ドイツの水は紅茶に合わないって聞いたことありますし)、ここでもそうなんですね。
博物館の一角には、中国と日本のコーナーもありました。 お茶室の再現があり、久々に畳と障子を見ました。 茶器も展示してありましたが、茶道に全然縁のなかった私には、知らない名前ばっかりです。 《茶筅》くらいでしょうか、知っていたのは・・・。
説明文の中に、《わびさび》もでてきていたのですが、 「わび(Einfachkeit)」(さびは忘れました・・・)とあっさり訳してありました。 《わび》ってそんなに簡単な概念だったのですかー。
それから、ある写真の説明文に 「ポツダムにある、日本式建物。○○年に《中国式茶屋》と名付けられた」 とかなんとか書いてありました。 ???
最後には、紅茶の試飲をしました。
29日は、雪が降っていて、天気が悪かったのですが、北海の堤防に行ってきました。 やはり、霧と雪のせいで、海の向こうなんて全然見えませんでした。 残念。 しかし、この天気なのに、堤防を散歩している人が結構いました。 みんな強いですね。
午後は、大家さんにお茶に招待されました。 ケーキをごちそうになってきました。
大家さんは犬のブリーダー。 ホストファミリーも、犬が生活の中心になっているかのくらい、犬好き。 なので、話題は当然《犬》です。 ほぼ3時間、犬の話題でした。 口を挟む余地なし、でした。
30日は、ホストマザーの生まれ育った町まで行ってきました。 そこで、教会やお店を見て回ってきました。 途中で、ティーハウスに入って、ひと休み。 この地方の名物だというケーキを食べました。(名前、忘れました。忘れてばっかりですよ!)
昔、他の民族に襲われたとき、熊がこの町を守ってくれたという言い伝えがあるらしく、 この町の至るところに、熊の像があります。 熊だらけでした。
帰りは、ホストマザーの住んでいた家、小学校などを見ました。
31日は、私はお留守番。 クリスマス休暇中の課題が終わっていないからです。 ホストファミリーは、28日に行った町へとまた出掛けていきました。 ホストマザーが、そこで見かけた指輪が気になる、とのことです。
夜は、買ってきたギリシャ料理とバゲット、トマトとモッツァレラチーズなどを食べました。 0時には、シャンペンを持って、外にでて、乾杯。 あちらこちらで花火をあげているのが見えました。 新年ですね。
1日は、みんなでなんとか早起きして、家へ(ホストファミリーの)帰りました。 私は3時間、熟睡でした。 もともと車にはかなり弱いので、酔わないために「眠るからね」と宣言していたのですが、(以前、眠ると失礼だと思って我慢していて、気持ち悪くなったことが何回かあるのです)出発から到着までまるまる眠っていたとは、自分でも驚きでした。
そうして、今日、また電車で5時間かけて、寮へと戻ってきました。
今日は、休暇明け前日で、帰宅ラッシュ(?)だったのか、電車が割と混んでいました。 とある乗り換え駅では、電車に乗り切れない人が十数人いました。 でも、混んでいるといっても、《ドイツにしては比較的》であって、日本人である私にとっては《満員電車にはあてはまらない》という感じでした。 隙間だらけですよ。 隣の人と、肘もぶつかっちゃあいません。 「もっとつめてください」 とアナウンスがあったので、私は出来る限り、奥へとつめてみたのですが、 隣のお兄さんが動きゃあしません。 私が動いても、貴方が動かなきゃ、わたしたちの間に空間ができるだけで、 意味がないでしょ!!
次の電車まで2時間もあるんですよ。 何故乗らない? 何故つめない? と不思議でしょうがありませんでした。 こうして十数人は、何もない駅に取り残され、寒い中2時間も次の電車を待つはめに・・・。 かわいそうでなりません。
夕方寮に着きました。 明日からまた授業です。
| |
|
| |
|
2005/01/02(Son)
|
|