赤信号ちゃん気をつけて |
|
|
|
|
| | 火曜日は、午後から授業です。 大学へ歩いていく途中、《自動車教習所(Fahrschule)》と書いてある車が、のろのろと私を追い越していきました。
自動車教習所・・・。
ドイツでは、よく街中で《自動車教習所》と看板の出ている事務所を見かけます。 その度に私は、 「ふ〜ん、でもこんな街中に事務所あって、どこに練習用のコースがあるんだろう」 と思っていました。
ないのです。 ここでは、いきなり車道で練習を始めるのです。 仮免許もへったくれもありません。
それを初めて知ったのは、ルイーゼ(仮名)と話していたときでした。
免許の話になり、 「免許は持ってるけど、オートマ限定だし、右側通行に慣れてないし、ドイツでは運転するつもりないなあ」 と私は云いました。 ルイーゼはまだ免許を取っていないとのことです。
「じゃあ、ドイツで取るの?それとも日本で取りたい?」 と訊きました。 「どうしようかな。でも、ドイツは最初から車道だからちょっと怖い気がする」
!
「いきなり車道!?練習用のコースとかってないの!?」 「ないよ〜」
驚きです。 というか無茶です。 自分が初めて運転席に座ったときのことを思い出します。 時速20キロ出すのにもドキドキし、カーブを曲がる時にはよれよれしながら斜線外へはみ出し、常に前方5メートル辺りを凝視し、ミラーを見る余裕があるはずもなく、回りの様子なんて全然視界に入っていませんでした。
この状態で、一般道路に出てよいものでしょうか? 明らかに危険です。 本人も、隣に座っている教官も、他のドライバーも、通行人も。
そういえば、若葉マークなんてものもなさそうですね、ここ。 見たことないです。
他の国でもこれが普通・・・だったりするのでしょうか? あな、おそろしや。
さて、「17世紀の文学と文化」の教室まで行くと、《休講》の張り紙がありました。 うむむ。 昨日知っていれば・・・。
「ドイツ語文法の入門」の授業の今日のテーマは、《名詞》です。 最初は、「形態論的には〜」「統辞論的には〜」「意味論的には〜」などという話でしたが、後半は複数形の種類や、格変化の確認です。
練習問題の中に 「次の単語を2格(Genitiv)単数に変形し、その変化方法によって3つのグループに分けなさい」 というものがありました。 その下に、単語が10個程並んでいます。
3つのグループは、 1.男性名詞・中性名詞:+(e)s 2.男性弱変化名詞:+(e)n 3.女性名詞:そのまま になります。 それはわかるのです。 しかし、どれが男性名詞で、どれが女性名詞なのか、それがわからないのです。 なので、問題に全く手がつけられません・・・。 悲しいです。
みんながペンを走らせている間、為す術無く空欄を見つめていたのでした。
| |
|
| |
|
2004/11/23(Die)
|
|