疑惑の脳波測定法 |
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| | 目が覚めると、雨の音がかすかに聞こえます。 今日は雨です。
寮を出ようとすると、張り紙が目に入りました。
「本日シーツ交換。8:00〜8:30、13:00〜13:30」
現在10:00過ぎです。 これから授業に行くところです。 帰ってくるのは18:00過ぎです。 シーツ交換できないじゃあないですか!
寮では、シーツ、自分で洗いません。 交換日に、寮母さんのところに行って、洗ったシーツと交換してもらいます。 この交換日は玄関に張り紙で告知される、というのは聞いていました。
入居して1ヶ月です。(昨日も書きましたが) まだ、交換日ないのかなあ、 そろそろシーツ交換したいなあ、と思っていました。
昨日はなかったのです、あの張り紙(たぶん)。 昨日知っていれば、今日8時に起きて、シーツ交換に行ったのに・・・! この間隔で行くと、次のシーツ交換日は更に1ヶ月後・・・でしょうか? それとも私が交換日見逃したこともあるのでしょうか? (できれば後者だとよいのですが)
他の学生も、「今日シーツ交換日!」なんて急に云われても、行けない人が多いと思うのですが、え〜、そもそも皆さん、どのくらいの間隔でシーツ換えているのでしょうか。
さて、授業です。 まずは、外国人学生のためのドイツ語の授業「発音とテキスト朗読の練習」です。
この授業では、母音や子音の発音の練習を最初に行い、後半テキストの朗読の練習を行います。 どちらの練習でも、先生は、一人一人を結構細かく注意してくださいます。 それは有り難いのですが、なにせこの授業も人数が多いので(30人くらいでしょうか)、発言する機会は少ないです。 まあ、聞くのも練習ですね。
テキスト朗読では、「個々の母音や子音の発音に気を付けつつ、それぞれの単語のアクセントにも注意を払い、小さな意味のまとまり毎に一息置き、そのまとまり毎にその中で特に重要なひとつの単語を強調し、且つ全体のメロディーは自然に、句点の前では語調を上げ、読点の前では語調を下げ」なければなりません。 こんなこと、全部考えていたら、わけがわからなくなってきます。 到底テキスト読めません・・・。
今日は《R》の発音をやりました。 日本人の最も苦手とする発音ですね(私がそうなので勝手にそう決めます)。 この《R》ですが、実は4つの異なる発音があるそうです。 初めて聞きました。 このうち2つは発音記号が同じです。
先生は、舌がどうで、のどひこがどうで、と実際に発音しながら説明されます。 どれも、一応は理解するものの、発音ができません! わたしののどひこはさっぱり働いてくれません。 というか、自分の意志でどうにかなるものなんですか、のどひこって。 舌もうまく巻けませんし。
韓国人の友人には 「子どものとき、舌巻いて遊ばなかったの?」 と訊かれました。 遊びませんでしたとも。 それがこんな形で返ってくるとは・・・。
お昼は、同じ授業を取っているイラン人のミトゥラ(仮名)とメンザへ行きました。 そうです、彼女は、以前書いた「ものすごく美人で可愛い女の子」です。 ミトゥラに、ボイストレーニングはどうなっているか訊いてみました。 来週からトレーニングを始める、とのことです。
しかし、その前に病院に行って、トレーニングがのどを害さないかどうか診てもらうそうです。 そ、そんなにハードなトレーニングをするのでしょうか・・・?
《低い》声を出すトレーニングではなく、正確には声を《太く》《力強く》するのが目的だそうです。 彼女の声は《細すぎる》ので、例えば大きな声が出ません。 それを改善していくのだそうです。
でも今の彼女の声は、可愛らしい彼女にぴったり合っていると思うのです。 すごく太くて、低い声に変わっちゃたら・・・と思うとちょっぴり怖いような気もします。
ところで、イランには、人気のある日本のテレビドラマがあるそうです。 台湾人の友人は「やまとなでしこ」や「ヒーロー」「ムコ殿」などいろいろなテレビドラマのDVDを持っていました。
イランでは、どんなのが人気なんだろうと思っていますと、 彼女の云うタイトルは、幾つもの年月がどうのこうのというものです。 そんなドラマは知らないなあ、と思っていると、彼女が付け足しました。
「ヒロインの名前は、おしん」
「おしん」!! そういえばベトナムでも有名だったような・・・。
「え〜と、可哀想な女の子が、いじめられる話だよね」 と云うと、ミトゥラは 「そうそう!」
聞いたことはあるけど、観たことありません。 確か泉ピン子さんが出ていましたっけ・・・? でも「おしん」役ではないですよね? そんなわけないですね。
あっ、「おしん」役の女優さん、「渡る世間は鬼ばかり」に出ていましたね。 母に聞いた覚えがあります。 関係ありませんが、「渡る世間は鬼ばかり」母と一緒にたまに観ていました。 あのドラマ、台詞が不自然な気がしませんか? みんな敬語が完璧すぎるのです! 子どもでさえ! 敬語の勉強するには、よい番組かもしれません。
閑話休題。 午後は、「神経言語学」の講義に出席しました。 この授業も、理解度いまいちなので、あまり書けません。
今日は脳波についてでした。 その中で、脳波の測定方法がでてきました。 以前行われていた測定方法の紹介です。 先生の説明、よくは理解できません。 でも前に映し出されている、なにやらグロテスクな写真、 ところどころ理解できるドイツ語、 「髪の毛を剃って・・・」 「切って・・・」 そして学生からの質問、 「神経が傷付く恐れはないのですか?」 ・・・。
なんだか想像しただけで痛いのです!
本当に、以前は、実際に頭皮を切断し、そこに電極(と思われるもの)と接着して脳波を測定していたのですか?
私の理解が間違っていることを期待します・・・。
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2004/11/18(Don)
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